DOL:戦う冒険家 -求めるはロマン(3)-

 さて、見たこともないぐらい見事な金の細工を作る一族チブチャの里に足を踏み入れる機会を得た我々ですが、さすがに歓迎されるわけもなく、すぐに退散することとなりました。しかし、アルヴェロは自分より年下なのに族長という立場に据えられて苦悩するロカを見て、「彼の友人になる」と決意してチブチャの里に戻っていきました。

 そんな彼らを追う インカ・エピソード交易編もいよいよ今回が最後です。


■真のエルドラド

 リマで妙な依頼を受けました。依頼人が匿名だというのです。アルヴェロならわざわざ隠す必要はないでしょうし・・誰でしょう。・・と、仲介人によると、例の開拓団は解散したとのこと。まあ、あんな状態じゃまともな補給も得られないでしょうし、そもそも開拓することで誰も幸せにならないでしょうしね。それが良いでしょう。

 では、匿名という依頼人が待つリマの郊外に行ってみましょうか。以前はインカ戦士がとうせんぼをして先に進めなかった吊り橋を渡った先です。残念ながら条件を満たさなければ、さらなる奥には行けないですが・・。
ああ、貴女でしたか
 なるほど、匿名の依頼人というのは ラウアでしたか。しかし、そんな軽々しく出歩ける お立場の方でしたかねえ。

 ともあれ、ワマンは無事に解放されました。貴女は大丈夫だったのですか?

「キープのことで、確かに私は処罰を受けました。
 インカから直々に・・・。
粋なことを

 むう、皇帝陛下もなかなか含蓄のあることをお命じになりますね。
 そしてラウアは自分の過去を話し始めます。彼女は 10歳の時に初めてチブチャの村を出た、まさにその時にアクリャ推薦人(大要の巫女となる候補者を探す人々のことです)に見つかり幽閉され巫女の修業を強要されました。太陽の巫女になれば、太陽の神殿から一生出ることは出来ず、人に触れることも出来なくなります。

「心はチブチャにありながら、少しずつ精霊の声も聞こえなくなり
 私が何者なのか分からなくなりました。
 チブチャであることを諦め、ケチュアとして生きねばならないと
 おもむろに思い始めていたのです。

 ですが、インカは「ケチュアとして生きよ」とは おっしゃいませんでした。
 「ケチュアと生きる覚悟を決めよ」と・・・。

 大いなる太陽も、母なるアンデスより生まれ、
 中空をさまよい、母なる海へと還っていく
 幾度もの誕生を繰り返しながら、不変な太陽。

 人の人生もそうなのでしょう。
 私はチブチャとして生まれ、ケチュアと歩みを共にする運命。
 チブチャでありながらケチュアと共に生きる
 それが私にしか歩めない人生だとしたら
それが貴女の答えですね
 インカのお言葉でラウアは結論を導き出したようです。皇帝陛下・・随分と話が分かる方のようですね。是非お会いして直接お話をさせていただく機会を得たいものです。

 ラウアの依頼は我々に「トゥンベスの北にあるチブチャの村まで船で連れて行って欲しい」というものです。そういえばロカは最も大切な儀式の方法が分からなくて困っているんでしたね。心得ました、早速向かいましょう。場所なら私も分かります。
ここ・・ですね
 「精霊の声は聞こえない」と彼女は言ってますが・・チブチャの里に向かいましょう。正直、アルヴェロがどうしているのかも心配ですし・・。

 チブチャの里に入るなり、ラウアがアルヴェロの姿を見つけました。・・ふうむ、すっかり馴染んでますね。ロカとも仲良くなれたようです。それに、村人もアルヴェロのことを受け入れているようです。何よりです。どうやら、儀式がいよいよ始まるようです。ロカはちょっと不安になっているみたいですが、アルヴェロがなかなか良いことを言ってます。
むむ、良いことを
 「男が決戦の場に挑むならば、
  考えうるすべての可能性に対して 対応策を用意しろ」
 「過程は一つではない。
  どんなに汚らしく無様な勝利でも、勝利は勝利なのだ」

 誰の言葉だい? というロカの問いかけに、「親父に叩き込まれ、いつもそうしてきた」と応えるアルヴェロ。そして「できることを全部やって納得行く儀式をしてこい」と送り出そうとするのですが、ここでようやくこちらに気づいてくれました(笑)。

 ラウアの姿を見かけて、村の人たちも集まってきましたが、ロカとラウアはちょっと他人行儀?
 「儀式まで時間が無い」と立ち去ろうとしたロカに対し、ラウアは「私が持つ族長としての知識の全てを伝える」と声を掛けます。なるほど、ラウアがここに来たかったのは それが目的だったのですね。確かに儀式をどうすればいいのか分からずロカは不安になっていたのですから、これは渡りに船というものでしょう。

「私はもうチブチャには戻らない。
 これからのチブチャは あなたが導きなさい、ロカ。

 もう私は あなたの姉ではありません。
 あなたがもう私の見知った弟ではないように。

 かつてチブチャであった者・・・
 そしてケチュアと共に生きる巫女です。

 ユイユルの子は、道を隔てても 生き続ける。
 あなたは チブチャと生き、私は ケチュアと生きる。
 それでいいではありませんか」

「・・・・我らの代で、歴史に逆らえと?」

「歴史は過程の一つにすぎない。
 歴史がすべて正しいわけではありません。

 ロカ、過去は気にせずに、
 あなたの好きなように 未来を作り出しなさい。
 たとえ、あなたの作った未来が間違っていても、
 さらに未来の子らが 教訓としてくれるでしょう」

 思い悩むロカに諭すラウア。そして族長としての知識を伝えるべく二人は行きました。
 ロカはいきなり族長に祭り上げられ、導いてくれるものもなく、何も分からないのに ただ周囲に否定されてばかりだった・・と、アルヴェロが述懐します。
なるほどね
 だから俺は ロカにとって そういう存在になりたかったんだ。
 でも、もう大丈夫そうだな。
 ラウアの言葉で自身を持ったみたいだ」

 いや、アルヴェロがいなかったら、もっと難儀なことになっていたと思いますよ? 族長らしい口ぶりではなく、「誰の言葉だい?」と親しく話せる相手がいるかいないかは、こういう場合相当に大きな差になっていたことでしょう。持つべきは友、というものです。

 さて、それではその儀式を是非拝見させていただきましょう。
 伝え聞いたとおり、ロカは金箔を体にまとい、金細工とエメラルド細工を積んだ金の筏に乗って中央に向かいます。
 そして感謝の意と共に財宝を湖に沈め、自らも湖に身を浸します。
 水上の波紋と共に体にまとっていた金箔ときらきらと流れていくのです。
あとで筏は見せてくださいね~

 ラウアも満足そうです。「心残りはなくなったから、精霊に別れを告げて新たな人生を歩む」と。
 そんなラウアにアルヴェロは「帝国で生きるのなら、精霊も連れて行けばいいのでは?」と尋ねるのですが、どうやら そういうものではないようです。インカに囚われて以来、精霊の声は聞こえなかったとのことですが、やはりチブチャの道を外れるということは、精霊の庇護を放棄しなければならないのだそうです。

 アルヴェロは不思議そう。「ロカも精霊の言うことを聞いていれば、悩む必要など無かったのでは?」と。しかし、ラウアによれば、ロカは何か思うところがあって精霊にお伺いを立てることはしないように自分を戒めていたのだろう、とのことです。精霊の意見は絶対であり、判断材料の一つにもならない・・ということのようです。ふむ。

 「自分にとっては、情報も人の意見も自分の見たこと考えたことも、すべてが判断材料だ」と語るアルヴェロに、ラウアは尋ねます。

「ではアルヴェロは、
 情報と人の意見と自分が見聞きしたことから考えて
 「エルドラド」とは なんだと思うのですか?」

「人の噂や情報じゃ、この儀式はエルドラドの伝説どおりだ。
 伝説はここから生まれたんだろう。
 でも、俺はここが黄金郷だとは思わない。

 湖に沈めている金細工も、黄金の筏も、
 ロカの体に纏った金箔も、
確かにね
 ここは俺の捜し求めていた「エルドラド」じゃない」

 そうですね、ここが間違ってもピサロのような連中に荒らされるのを見たくはありません。
 我々だけの「エルドラド」を探すことにしましょうか。

 ロカがお土産に金細工を用意するといってますが、「見返りがほしくて手伝ったんじゃないし、金細工は腹いっぱい」とアルヴェロは笑っています。

「おかしなヤツだな、アルヴェロは・・・。
 お前たちヨーロッパ人は 金と宝石を求めてやってきたんだろう?」

「他のヤツらはそうかもしれないけど、俺は黄金郷を探しに来たんだ」

「フ・・・。ここは黄金郷ではないと?」

「少なくとも 俺にはね。
それも真実ですな
 それに、礼を言いたいのは俺のほうだ。
 久しぶりに、金で買えない 素晴らしいものを見られたよ」

「まさか礼を言われるとは思わなかったな。
 それでは、お前の旅路の安全を 海と風の精霊に祈ろう。

 ・・・アルヴェロ、また会えるだろうか?」

「うーん、どうかな。お互い 隠居してからじゃないか?
 俺はこれから 真のエルドラドを探しに行く。
 俺にとっての真のエルドラドをね・・・。
 たとえそれが 幻だったとしても」

「そうか、それは長い旅になるな。
 いつか隠居したら、その話を聞かせてくれ。
年相応の言葉でなにより

 すっかり親友になれたようですね。
 おっと、村を出て行こうとするラウアにワマンが泣きついています。そんなワマンに「帝国との関係を改善するように尽力するから、それまでは待て」と請合うロカ。すっかり族長が板についてきましたね。

 精霊の声が聞こえないラウアは、ロカに「精霊は今なんと告げているのか?」と尋ねます。

「・・・。
 「あなたの選択を祝福する」
 と・・・」

 真実はロカにしかわからないのでしょうけれど、手向けの言葉ともいえますかね。

 最後にこちらにもロカは礼を言ってきます。やはり、ラウアをつれてこなければ、儀式の方法がわからずに困ったことになってしまっていたようですね。まあ、あの美しい儀式を見せてもらえたのなら、充分というものではあります。とはいうものの、お礼のトゥンバガ200箱はありがたくいただいてしまうんですけどね。(断ると、本当にもらえないようです)

「今回、私は 人を救うのは人だということを知った。
 チブチャももっと 外に見聞を広げていこう。
 ・・・ちょうど、父がやってきたように・・・。

 ずっと父のやり方には反発していたが、
 父は正しかったのだ。

 私は父になることはできないが、
 父の理想を継ぐことも悪くない・・・。

 きっと私の選択を、父も 精霊も 祝福してくれるだろう。
 新たな道を歩みだした 姉のように・・・」

 これでインカ・エピソード交易編は終了となります。

 最後に「キープ・カマヨック」のクエストは残っていますが、こちらの台詞は冒険編とまったく同じものでした。・・が、もらえる衣服はなんと冒険編とは違うものでした。無論、ブースト効果も違っていて「貴金属取引+3、会計+1、社交+1」というものでした。『金細工の鎧』とかあるので、これを目的にエピソードをやる必要は無さそうですけどね(笑)。聞けば海事編はまた違う服のようです。
『インカ高官の衣服』です
 3人で着替えて記念撮影などやってたら、通りがかった見知らぬPCさんに「SSいただきました」と声かけられちゃいました(上画像で我々の目の前にいる人(笑))。

 ちなみに交易編で一切拒まずにいると、トゥンバガが450箱もらえます。物凄い量です。なーぜーかーこんな時に限って連続で嵐に見舞われ、25箱流れてしまったのですが、ヨーロッパまで持ち帰ったら相場がちょうど120%になっており、全部売ったら 10Mの儲けになりました。
 実は、これが一番の報酬かもしれませんが、ヴァルザートには まだ別の目的があったんです。


■黄金の筏

 冒険編と交易編を終わらせ、パナマ運河が開通していると、初めて受けられる冒険クエストがあります。今回のヴァルザートの目的も、実はこれです。その内容とは、今見たばかりのチブチャの儀式で使われていた『黄金の筏』を見る・・というものなのです。

 「いつも二人で」というクエストが冒険編を終わらせた後日談として見れますが、これも交易編の後日談みたいな話です。金の加工技術研究のために『黄金の筏』を調べてほしい・・という依頼なのですが、なにぶんにも秘儀ですから、手がかりが簡単に見つかるとは思えませんね。
 が、トゥンベスの交易店店主に話しかけると、チブチャの族長がよくここに来るから話してみれば? というのです。果たして・・
お元気そうですね
 で、『黄金の筏』を見たいとダメもとで言ってみたら、普段は山を越えた先に保管してあるが、その場所を誰にも言わないと約束するなら見ることを許可しよう、と言ってくれます。ありがたいことですが・・・「パナマ運河を渡ればすぐのところだ」というように、海路だと激しく遠回りをしなければなりません。その場所は 南米北岸高地 にあるからです(カラカスのすぐ東)。

 トゥンバガを大量に抱えているのに、それを手放して運河を利用する気にはなれません。なので、頑張って海路を行くしか選択肢はありません(笑)。

 そして、その岩地で・・
見事な細工ですなあ
 無事に安置されている『黄金の筏』を確認できました。実は最近のアップデートで、これオーナメントも作れるようになったんですよねえ。これでヴァルザートにとってのインカ・エピソード交易編は終了となります。


大航海時代 Online ~El Oriente~
コーエー
2009-12-15

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • DOL:戦う冒険家 -そして最後の秘境へ(1)-

    Excerpt:  リオデジャネイロでの集合でしたが、全員揃うまで時間があったので、Tikiさんと鳥探しに行ってきました。今回の一大探索を終えたら、ガラパゴスの調査に行く約束だったのですが、そこで新種の鳥を見つける.. Weblog: そんなTOSの一日 racked: 2009-12-13 13:58